FabFilter Timeless 3 ですが、先日購入したので簡単なレビューをしてみようと思います。
ディレイの研究をするにはもってこいのプラグインだと思います。
FabFilterのTimeless 3は、汎用性の高いヴィンテージ・サウンドのテープ・ディレイ・プラグインの最新バージョンです。
dirigent
付属のディレイや他のディレイがしっくりこなかったので購入に至りました。
いきなりプリセットを使う
プリセットが面白そうだったので色々試していきます。
簡単にいいプリセットが見つかります。何やら複雑なモジュレーションやLo-Fiかかっている様子。後でシンプルなピンポンディレイのプリセットだけ作っておこう。
ピアノにかけてみました。
Before
After
Vintage Digital Delay bM というプリセットで、単純に打ち込んだピアノに、気持ちのいいグルーブが加わった感じがします。
プリセットリスト
プリセットは上記の様にカテゴリーされています。ディレイのプラグインなのですが、カテゴリーの Reverb が結構面白いです。V2 Preset Folder もあります。膨大な数になるので見ないふりをしたんですがこれが…
使用別に振り分けられていて、こっちの方が使いやすそうな気もしました。
Dub のカテゴリーのプリセットよかったです。
フィルターやドライウェットやダッキング
ここで微調整して馴染ませると。
ダッキングがあるのが嬉しいですね。ダッキングを作る手法についてはまた今後書きます、
いくつかプリセットを試してみます。
Sylenth1 のデフォルトの音に
Reverb ▶︎ Mono Room bM
Dry
Wet
選んだカテゴリーはリバーブなんですけども。
音が見える感じがすごく好きです。こういう立体的な音を作る為にはラックを組んだりしまして、ご自身で組むと凡そプラグイン2つ以上のプラグインは必要ですが、ダッキングのおかげでいい感じ。
Special FX ▶︎ Flip Flop Pitch Shifted bM
Wet
XLFOがPITCHにアサインされており、オクターブ 下 上 と交互に動いています。
ここのルーティングは一見難しそうですが、5つのヴィンテージエフェクトをどう使おうか? と捉えていくのがいいかも知れないです。
上記のはエフェクティブですが、ベーシックなプリセットは沢山あります。過去のディレイの手法を模倣しており、“聞いたことがある感じ” の再現がなされており、つまり使いやすいです。
モジュレーションで色々いじれそうです。私はプリセットに頼ろうと思っています。
なので微調整だけはしっかりと。
まとめ
インサートで使うと音が立ってくるイメージがあります。Sylenth1 や Serum のディレイをオフにして、同じ様な設定でTimeless を使うと違いがはっきりします。背景を付け足す準主役の様な役割にバッチリ。
上記のプリセットは実際はずっとウニウニとメーターが動いています。モジュレーションやパンニングの設定がされていると思われます。
ビンテージというよりモダンな印象がある。勿論、Lo-Fiを上げていくとバリバリと音が歪んでいくのですが、それも何処か近代的でノスタルジーな音。綺麗な音だなと思いました。
音質は流石のFabFilterなので超高音質。
モダンなプラグインだと思います。
背景の付け方がなんとも上品でおしゃれ。
メインディレイとして使いこなせるか2024年。もっと触っていこうと思いました。
では。